レアメタル・レアアースとは

日本の経済はテクノロジー製品の開発・製造・輸出に大きく依存しています。その中で「産業の生命線」と呼ばれる金属資源が、レアメタルなのです。パソコン、テレビ、自動車、携帯電話など、私たちの身のまわりにある、ありとあらゆる商品に使用されています。

具体的には、リチウム、ネオジム、インジウム、白金(プラチナ)などが、有名なレアメタルです。日本では電気製品メーカー、自動車メーカーにより消費されています。では産出をしているのかというと、かつて豊羽鉱山(北海道)でインジウムを産出していたことなどありますが、残念ながら我が国には埋蔵がもうほとんどありません。中国、ロシア、南米、アフリカが産出の中心地帯です。

レアメタルという言葉に厳密な定義はありませんが、1980年代に、当時の通商産業省が、元素47種をレアメタルに指定しました。

レアアースは、中国との尖閣諸島をめぐる問題で脚光を浴びた資源です。レアアースは「希土類元素」(きどるいげんそ)と訳され、化学における用語です。ネオジム、ジスプロシウム、イットリウムなど17種あり、上記レアメタル47種の中にすべて内包されています。

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